更新日: 2025年01月15日

数を減らすE217系の運用は?鉄道イベント「E217系撮影会」が開催!

神奈川県県藤沢市(最寄り駅:東海道線大船駅)にある鎌倉車両センターで、2025年1月25日(土)に「E217リバイバルシリーズ 旧カラー・湘南色コラボ撮影会2」が開催されます!投入30周年を記念して、新造時をイメージした車体帯・ カラーリングにリバイバルした「Y101編成」と、東海道線で活躍したF-52編成をイメージしてラッピングを施した「Y102編成」を並べ、を撮影することができる撮影会となっています。この記事では、2025年1月25日(土)に開催される「E217リバイバルシリーズ 旧カラー・湘南色コラボ撮影会2」の紹介と、E217系の歴史や運用、これまで開催されたE217系撮影会イベントをご紹介します。

E217系とは?

総武快速線をゆくE217系Y-111編成(2007年撮影)
▲ 総武快速線をゆくE217系Y-111編成(2007年撮影)
E217系は、横須賀線・総武快速線などで運用されていた国鉄時代製造の113系の老朽化に伴う置き換えならびに、通勤通学による混雑緩和を目的に1994年から製造された車両で、従来の鋼鉄製電車から軽量ステンレス製車体となり、省エネルギー、保守費用軽減に配慮された車両となりました。

製造時期により異なる構造

東京駅に停車中のE217系Y-16編成(2006年撮影)
▲ 東京駅に停車中のE217系Y-16編成(2006年撮影)
E217系は、製造時期により車内ボックス席の構造や握り棒の有無、車内トイレの大型化、貫通扉から非常時脱出機能が廃止など、細かい変化があり、E217系を愛する鉄道ファンにとっては撮り鉄、乗り鉄、そして、編成の差異を再現する模型鉄のしがいのある車両になっています。

E217系の車内

E217系のロングシート
▲ E217系のロングシート
E217系の車内は、オールロングシートの車両とボックス席を設置した車両を連結し、客室窓を大型化したことで従来の113系と比較し開放的な車内環境空間となっています。
E217系のボックス席
▲ E217系のボックス席
113系に設置されていたボックス席についてもE217系では踏襲し、一部の車両にボックス席が設置されました。E217系のボックス席の構造は、のちに登場するE231系、E233系などのボックス席の構造に踏襲されています。
E217系のグリーン車2階の車内
▲ E217系のグリーン車2階の車内
E217系のグリーン車は、113系、211系に連結されていた2階建てグリーン車の構造を踏襲した2階建て構造となっています。2階の座席モケットの色は青系統の色になっています。
E217系のグリーン車1階の車内
▲ E217系のグリーン車1階の車内
グリーン車の1階には、読書灯が設置されているほか、座席モケットの色が赤系統の色になっているのが特徴となっています。
E217系グリーン車平屋の車内
▲ E217系グリーン車平屋の車内
グリーン車の端部となる平屋は、座席モケットの色は1階と同じく赤系統の色を採用。座席頭上には、荷物棚が設置されています。車内とデッキを仕切る自動扉には木目調の化粧板がデザインされ、都心と湘南エリアを結ぶ横須賀線車両のグリーン車である風格を感じます。

E217系の運用範囲は?

E217系の基本編成と付属編成の連結面
▲ E217系の基本編成と付属編成の連結面。ローカル区間では分割を行い、付属編成のみでの運用もあります。
横須賀線・総武快速線を中心に、房総エリアの各線区で運用を行っています。
横須賀線・総武快速線久里浜駅~千葉駅間、内房線蘇我駅~君津駅間、外房線千葉駅~上総一ノ宮駅間、総武本線千葉駅~成東駅間、成田線佐倉駅~成田空港駅・香取駅間、鹿島線香取駅~鹿島神宮駅間
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E217系は塗装を変更し、東海道線でも活躍

東京駅に停車中のE217系F-52編成(2006年撮影)
▲ 東京駅に停車中のE217系F-52編成(2006年撮影)
鎌倉車両センター所属のE217系のうち、15両編成3本(45両)が、湘南色の帯色への変更などを行い、東海道線などで運用されていた113系の置き換えのために国府津車両センターへ転属し、2006年3月のダイヤ改正より運転を開始しました。

国府津車両センターに転属したE217系は、車両の設備都合上、湘南新宿ラインへの運用はなく、終日15両編成で運用されたため、JR東海管内や伊東線への直通運用もなく、運用区間が東京 - 熱海(回送列車では来宮まで)間に限定され、乗務員室のMONのモニタ装置には「この車両は東京⇔熱海(来宮)間限定運用です」と表記されていました。

2006年3月より東海道線で活躍していたE217系ですが、2015年3月14日のダイヤ改正で東海道線での運用は終了し、国府津車両センターから鎌倉車両センターへ再転属し、活躍の場を横須賀線・総武快速線などに戻りました。

E217系湘南色の活躍はわずか9年間のみとなりました。

デビューから30年。編成数を減らすE217系を主役に撮影会を開催

E217系リバイバルカラー撮影会開催 2024年1月27日(土)

E217系リバイバルシリーズ【旧カラー撮影会】の様子
▲ E217系リバイバルシリーズ【旧カラー撮影会】の様子
2024年1月27日(土)に神奈川県県藤沢市(最寄り駅:東海道線大船駅)にある鎌倉車両センターで、「E217系リバイバルシリーズ 【旧カラー撮影会】」と称して、E217系を機器更新前の帯カラー(旧カラー)に再現した撮影会を開催しました。
ご参加いただいたお客さまから
「学生時代の思い出がよみがえりました!」「東海道カラーも見たい」などのお言葉を頂きました。

お客さまのご要望をうけ、E217系湘南色撮影会を開催!2024年3月2日(土)

E217系湘南色イメージ 出典:https://www.jreastmall.com/shop/c/cI2/
▲ E217系湘南色イメージ
わずか、9年間の活躍だったE217系湘南色の撮影会を、2024年3月2日(土)に神奈川県県藤沢市(最寄り駅:東海道線大船駅)にある鎌倉車両センターで、「E217リバイバルシリーズ 東海道線 湘南色撮影会」と称して開催しました!

E217リバイバルシリーズ 新旧カラー撮影会を開催!2025年1月25日(土)

E217リバイバルシリーズ 旧カラー・湘南色コラボ撮影会2
▲撮影会イメージ
商品名:E217リバイバルシリーズ 旧カラー・湘南色コラボ撮影会2
開催日:2025年1月25日(土)
販売ショップ:JRE MALLチケット 横浜支社ショップ
イベント参加価格:20,000円 ~ 25,000円(税込)
販売期間: 2025年1月16日(木)12時00分~ ※定員に達し次第終了
<ポイント>
投入30周年を記念して、新造時をイメージした車体帯・ カラーリングにリバイバルした「Y101編成」と、東海道線で活躍したF-52編成をイメージしてラッピングを施した「Y102編成」を並べ、撮影をお楽しみいただきます。     
撮影箇所は検修庫(屋内)での開催となります。是非ともご参加ください。

※運用都合によっては、湘南色ラッピング車両がY102編成以外の編成変更になる可能性があります。あらかじめご了承ください。
※湘南色のラッピングは車両前面、車両片側のみになります。
※湘南色ラッピング車両の側面行先表示は字幕式となります。
※屋内設備等で影になる可能性があります。
※指定されたエリア内からの撮影となります。
※指定した表示(各回ランダム)のみとし、リクエスト等はできません。  
「E217リバイバルシリーズ旧カラー撮影会」の参加申し込みはこちら

撮影会に参加するには?

JRE MALLチケット
JR東日本が運営するECサイト「JRE MALLチケット」では、貴重になった車両の撮影会や、普段ゆっくりと撮影することができない車両の撮影会などの鉄道イベントを随時発売しております。

JRE MALLチケットの参加チケット購入者限定の車両撮影会で、思う存分推しの車両を撮影してみませんか?
詳しくは、以下のリンクからご確認ください。
▶ 最新の鉄道イベント開催情報はこちら

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