1月の和名の由来や誕生花・誕生石などを徹底解説

1月の和名は 「睦月（むつき）」 です。このほかにも、新年を迎える特別な月として、さまざまな異名があります。
「睦月」という名前の由来には、いくつかの説があります。

①「親族や知人が互いに睦（むつ）み合う月」説
新年を迎え、家族や親戚、友人たちが集まり、親しく交流することから、「睦び（むつび）合う月」＝「睦月」となったとされる説。正月には新年の挨拶回りや親族の集まりがあるため、この説が最も有力です。

②「稲の実を初めて水に浸す実月（むつき）」説
旧暦の1月は農作業の準備を始める時期でもあり、「初めて稲の実を水に浸す月」から「実月」が転じて「睦月」になったとする説。

③「元となる月（元月・もとつき）」説
新年の始まりの月であることから、「元（もと）になる月」→「睦月」となったという説。

1月には、新年の始まりや冬の情景を表す美しい異名がいくつかあります。

◾️初春月（はつはるづき）
旧暦では1月から3月が春とされ、1月は春の始まりを意味します。
このため「初春月」は新年や春の訪れを祝う言葉として用いられます。現在の新暦では1月は冬ですが、旧暦の名残として「初春」や「新春」といった表現が新年の挨拶や季語として使われています。

◾️元月（げんげつ）
旧暦1月の異名で、「元」は「始まり」や「最初」を意味し、「月」は「ひと月」を指すので、「年の初めの月」という意味になります。新年や春の始まりを祝う意味が込められています。

1月には、二十四節気の「小寒（しょうかん）」と「大寒（だいかん）」があります。

◾️小寒（1月5日頃）
「寒の入り」とも呼ばれ、寒さが本格的になる時期です。この日から「寒中見舞い」を送る風習があります。

◾️大寒（1月20日頃）
一年で最も寒い時期とされ、寒さが極まる日です。この頃の冷たい水で仕込んだ味噌や酒は、美味しくなると言われています。

これらの節気を意識すると、冬の過ごし方をより楽しむことができます。

寒い冬にも力強く咲く1月の誕生花をご紹介します。

◾️スイセン（水仙）
冬の寒さの中でも美しく咲くスイセンは、清らかさと希望を象徴する花です。日本各地の庭や公園で見られます。

◾️カンツバキ（寒椿）
冬の庭を彩る椿の一種で、赤やピンクの花が特徴。寒さに強く、冬の景色に華やかさを加えます。

これらの花は、冬のフラワーギフトやガーデニングにもおすすめです。

◾️お正月（1月1日～3日）
日本の最も重要な行事の一つ。初詣やおせち料理、お年玉など、新年を祝うさまざまな風習があります。

◾️七草粥（1月7日）
一年の健康を願って食べる七草粥。セリやナズナなどの七草を入れた優しい味わいのお粥で、正月の祝膳や祝酒で疲れた胃を休める意味もあります。

◾️成人の日（1月第2月曜日）
新成人を祝う日。全国各地で成人式が行われ、華やかな振袖やスーツ姿が街にあふれます。

◾️大寒の寒修行（1月20日頃）
寒さが極まる1月20日頃、厳寒の水に打たれる滝行を行う風習があります。心身を清め、新年の決意を固める行事です。

こうした行事を通じて、日本の伝統や季節の移ろいをより深く感じてみましょう。

1月の誕生石はガーネットです。

深い赤色が代表的なガーネットは、情熱・成功・生命力を象徴する石とされています。
古代エジプトやローマ時代には、装飾品やお守りとして用いられ、「信頼と愛の石」として人々に親しまれてきました。その意味合いから、友情や絆を深める石としても知られ、特に1月生まれの方への贈り物として定番の人気を誇ります。

誕生石を身につけることで、特別な月をより思い出深いものにできます。

◾️スイセンのフラワーギフト

1月の誕生花であるスイセンを使ったフラワーギフトは、清楚で上品な魅力があります。
冬の寒さの中でも凛と咲く姿は、新しい一年の始まりにふさわしく、希望や幸運を象徴する花として贈り物に最適です。

甘く爽やかな香りも楽しめ、花束やアレンジメントにすると華やかさが増します。
新年のご挨拶や誕生日プレゼントとして、大切な人へ気持ちを伝えるのにぴったりです。

◾️ガーネットのアクセサリー

深い赤色が魅力のガーネットは、情熱・成功・生命力を象徴する天然石。古代から「信頼と愛の石」として親しまれ、絆を深めるお守りとしても知られています。1月の誕生石として、大切な人への贈り物や自分へのご褒美にぴったりのアクセサリーです。

シンプルなデザインでも存在感があり、日常使いから特別な日の装いまで幅広く活躍します。

◾️お正月飾りセット

お正月飾りセットは、新年を清らかな気持ちで迎えるための縁起の良いアイテムです。
門松やしめ縄、鏡餅などがセットになっており、それぞれに魔除けや繁栄の願いが込められています。玄関や室内に飾ることで、一年の幸福や健康を願う日本の伝統文化を楽しめます。

最近では、モダンなデザインやコンパクトなサイズのものもあり、手軽に取り入れられるのも魅力です。

1月は、新年の始まりとして特別な意味を持つ月です。
和名「睦月」に象徴される人とのつながりや、二十四節気、誕生花・誕生石の持つ意味を知ることで、より充実した時間を過ごせます。

また、お正月の行事や冬ならではのアイテムを取り入れることで、1月をもっと楽しく豊かにすることができます。
ぜひ、この記事を参考にして、1月ならではの楽しみ方を見つけてください！