「家族も仕事も大事にしたい」。とはいえ、両立は思った以上に疲れるもの。頑張っているはずなのに思うようにいかず、「しんどい」「もう無理」。ワーママならそのように感じる瞬間が誰しもあるはず。
また、仕事にやりがいを感じつつも、「このキャリア、本当に追い続ける意味があるの?」と迷ってしまうこともあるかもしれません。今回は、ワーキングマザーのキャリアを支える「PeerCross」が実施したアンケート結果をもとに、「前向きになれない理由」や「必要なサポート」を徹底解明。心が少し軽くなるヒントをお届けします。
<アンケート期間>
・期間:2024年10月7日〜10月23日
・対象:PeerCrossを利用しているワーキングマザー
・合計サンプル数:129名
更新日: 2025年02月14日
“もう無理”と思う前に。ワーママの心が軽くなるヒント~ワーキングマザー129名に聞いたアンケート結果を公開!~
JR東日本グループの新事業創造プログラム「ON1000」から生まれたワーキングマザー向けキャリア形成支援サービス、PeerCross。本スタートから約1年がたち、ユーザーの皆様の前向きなキャリア形成の後押しとなっています。
PeerCrossサービス利用を通し、利用者への効果、そしてキャリアに対する考え方となっているのかなどを、アンケート結果と共にご紹介します。
PeerCross ワーキングマザーのアンケート結果を公開!

出典:www.peercross.jp
約7割のワーキングマザーが「家庭と仕事の両立ができない」ことが、キャリアに影響していると回答
仕事に家庭に忙しいワーキングマザーが、キャリアに前向きになれないと感じるのはどんなときでしょうか。
Q:キャリアに対して前向きになれない理由
1位:家庭との両立に悩んでいる(77名、68%)
2位:キャリアの見通しが経たない(61名、54%)
3位:長時間労働(47名、41%)
4位:社内にロールモデルがいない(45名、39%)
5位:社内に相談相手がいない(31名、27%)
(n数=114 / 複数回答可)
Q:キャリアに対して前向きになれない理由
1位:家庭との両立に悩んでいる(77名、68%)
2位:キャリアの見通しが経たない(61名、54%)
3位:長時間労働(47名、41%)
4位:社内にロールモデルがいない(45名、39%)
5位:社内に相談相手がいない(31名、27%)
(n数=114 / 複数回答可)

キャリアに対して前向きになれないときの気持ちに近いものを選択してください(複数選択可)
約7割の方が「家庭との両立に悩んでいる」時。半数以上の人が「キャリアの見通しが経たない」時と回答しています。
家事や育児に時間が割かれることで、自分の時間が確保しにくく、キャリアのための自己研鑽や成長のための活動に時間を割く余裕がなかったり、家庭と仕事の両立に対して「どちらも中途半端になってはいけない」というプレッシャーなどで、ストレスを抱えがち。家庭や職場での期待に応えようとするあまり、自分のキャリアの意欲が二の次になってしまうことも少なくないでしょう。
家庭とキャリアのバランスをとりながら新たな目標を立てることは、簡単ではありません。時間的な余裕がない中で、自分のキャリアビジョンを見直したり、今後の計画を立てる機会が得にくいと、「今はキャリアを諦めるべきか」という考えに至りやすくなります。
そして、3人に1人が、ロールモデルがいない、相談相手がいないと回答。参考になる人物がいないと「どう頑張れば良いのか」「成功は難しいのでは」と感じやすくなり、前向きに挑戦する意欲をそがれる場合があります。また、相談できる相手がいないと問題解決への糸口が見つけにくく、適切なアドバイスが得られず、キャリアを諦めやすくなります。
一方で、ロールモデルがいれば目指すべき理想像が見えるため、「自分もできるかもしれない」という希望が持ちやすくなります。
家事や育児に時間が割かれることで、自分の時間が確保しにくく、キャリアのための自己研鑽や成長のための活動に時間を割く余裕がなかったり、家庭と仕事の両立に対して「どちらも中途半端になってはいけない」というプレッシャーなどで、ストレスを抱えがち。家庭や職場での期待に応えようとするあまり、自分のキャリアの意欲が二の次になってしまうことも少なくないでしょう。
家庭とキャリアのバランスをとりながら新たな目標を立てることは、簡単ではありません。時間的な余裕がない中で、自分のキャリアビジョンを見直したり、今後の計画を立てる機会が得にくいと、「今はキャリアを諦めるべきか」という考えに至りやすくなります。
そして、3人に1人が、ロールモデルがいない、相談相手がいないと回答。参考になる人物がいないと「どう頑張れば良いのか」「成功は難しいのでは」と感じやすくなり、前向きに挑戦する意欲をそがれる場合があります。また、相談できる相手がいないと問題解決への糸口が見つけにくく、適切なアドバイスが得られず、キャリアを諦めやすくなります。
一方で、ロールモデルがいれば目指すべき理想像が見えるため、「自分もできるかもしれない」という希望が持ちやすくなります。
成長機会があると、キャリアに対して前向きになれる
それでは、どうしたら前向きになれるのでしょうか。
もちろん、前項で挙げたような要素(家庭との両立がうまくいき、キャリアの見通しが立つ。ロールモデル・相談できる相手が見つかるなど)を解消することは、キャリアを前向きにとらえるうえで大切な要素ですが、これまで前向きになれたきっかけを聞いたところ、半数近くの人が「新しい業務にアサインされてチャレンジした」と、成長を感じられる機会があることで、前向きにとらえることができるようでした。
Q:キャリアに対して前向きになれたのはどのような時ですか?
1位:新しい業務にアサインされてチャレンジした(50名、43%)
2位:家庭との両立がうまくいっている(41名、36%)
3位:上司との面談(37名、32%)
4位:社外での研修、セミナー(28名、24%)
5位:昇格試験に合格した(27名、23%)
(n数=115/ 複数回答可)
もちろん、前項で挙げたような要素(家庭との両立がうまくいき、キャリアの見通しが立つ。ロールモデル・相談できる相手が見つかるなど)を解消することは、キャリアを前向きにとらえるうえで大切な要素ですが、これまで前向きになれたきっかけを聞いたところ、半数近くの人が「新しい業務にアサインされてチャレンジした」と、成長を感じられる機会があることで、前向きにとらえることができるようでした。
Q:キャリアに対して前向きになれたのはどのような時ですか?
1位:新しい業務にアサインされてチャレンジした(50名、43%)
2位:家庭との両立がうまくいっている(41名、36%)
3位:上司との面談(37名、32%)
4位:社外での研修、セミナー(28名、24%)
5位:昇格試験に合格した(27名、23%)
(n数=115/ 複数回答可)

キャリアに前向きになれる機会について
1位の具体的なエピソードとして、「気になっていた部署のインターンに参加した」「資格取得にチャレンジした」などのコメントがありました。2位においては、「夫と家事育児の分担、金銭負担を平準化した」「パートナーと相談し、保育園の送り迎えを分担するようになった」などのコメントも。
新しい業務で成果を出すことにより、上司や同僚からの評価や信頼も高まります。周囲からの肯定的な評価が、自分のキャリアに対する自信と前向きな姿勢を引き出します。また、職場でのポジションが強化されることで、「家庭と両立しながらキャリアを続けることは可能」と感じるきっかけにもなるでしょう。
そして、約3人に1人が回答したのが3位の「上司との面談」。面談を通じて、上司からの期待や信頼を直接感じることができると、前向きになれたり、キャリアパスが明確になり、将来的な目標やステップがより具体的になります。
新しい業務で成果を出すことにより、上司や同僚からの評価や信頼も高まります。周囲からの肯定的な評価が、自分のキャリアに対する自信と前向きな姿勢を引き出します。また、職場でのポジションが強化されることで、「家庭と両立しながらキャリアを続けることは可能」と感じるきっかけにもなるでしょう。
そして、約3人に1人が回答したのが3位の「上司との面談」。面談を通じて、上司からの期待や信頼を直接感じることができると、前向きになれたり、キャリアパスが明確になり、将来的な目標やステップがより具体的になります。
ワーキングマザーの過半数は、社外との出会いやキャリアに考える機会を望んでいる
これまでの回答から、家庭との両立や、仕事における成果が重要であることがわかりました。改めて「自分自身や周囲のワーキングマザーがキャリアを見つめ直す際に、どのようなことが必要だと感じているのか」も聞いてみました。
Q: ご自身を含め周囲のワーキングマザーがキャリアを考える上で必要だと感じるもの
1位:社外のワーキングマザーとの交流(60%)
2位:キャリアについて学び考える機会(59%)
3位:ロールパーツとの1on1(55%)
4位:社内のワーキングマザーとの交流(52%)
5位:社内のロールモデル(48%)
5位:パートナーとの両立支援について学び考える機会(48%)
(n数=129 / 複数回答可)
Q: ご自身を含め周囲のワーキングマザーがキャリアを考える上で必要だと感じるもの
1位:社外のワーキングマザーとの交流(60%)
2位:キャリアについて学び考える機会(59%)
3位:ロールパーツとの1on1(55%)
4位:社内のワーキングマザーとの交流(52%)
5位:社内のロールモデル(48%)
5位:パートナーとの両立支援について学び考える機会(48%)
(n数=129 / 複数回答可)

PeerCross座談会の様子

PeerCrossのCrossTime(マッチング後の面会)の様子
約6割が「社外のワーキングマザーとの交流」「キャリアについて学び考える機会」が必要だと回答。社内のワーキングマザーとの交流やロールモデル以上に、社外の重要性が高まっています。
社外のワーキングマザーとの交流を通じて、異なる職場環境での働き方や育児の工夫、両立のコツを学ぶことができます。他の業界や組織での体験談を聞くことで、新しい視点や解決策が得られ、自分のキャリアにも応用しやすくなるでしょう。社内では話しにくい悩みや不安も気兼ねなく相談できる良さもあります。
また、「ロールパーツとの1on1」も半数を超える人が必要と答えていますが、1on1では、他人に聞かれずにプライベートな悩みや不安を打ち明けやすくなります。ロールモデル・ロールパーツが共感してくれることにより悩みが軽減され、安心感を得られるでしょう。
社外のワーキングマザーとの交流を通じて、異なる職場環境での働き方や育児の工夫、両立のコツを学ぶことができます。他の業界や組織での体験談を聞くことで、新しい視点や解決策が得られ、自分のキャリアにも応用しやすくなるでしょう。社内では話しにくい悩みや不安も気兼ねなく相談できる良さもあります。
また、「ロールパーツとの1on1」も半数を超える人が必要と答えていますが、1on1では、他人に聞かれずにプライベートな悩みや不安を打ち明けやすくなります。ロールモデル・ロールパーツが共感してくれることにより悩みが軽減され、安心感を得られるでしょう。
「PeerCross」を通じて、社外交流や1on1を行った結果、約8割がキャリアに前向きなアクションを起こした
ここまで、PeerCrossを利用しているワーキングマザーの声をお届けしてきましたが、実際にPeerCrossを利用したことで、どのような変化が起こったのでしょうか。
過半数が、キャリアに前向きになれたと回答し、約8割がキャリアに前向きなアクションを起こしたことがわかりました。
「朝早く出勤し、時短勤務からフルタイム勤務へ挑戦しています」
「大学院に社会人プログラムを学びに行くなど、リスキリングを始めました」
「上司との面談のたびに、上にあがりたい!と伝えるようになりました」
といったコメントが寄せられました。
また、
「もっと成長したいと思うようになった」
「他社との比較で自社の良さを認識できた」
「(社外の)部下の立場の話を聞くことで、自分の行動を顧みることができた」
などの変化も起こっている様子。
社外交流という越境経験によって得られる新しい視点・実践的なアドバイスは、ワーキングマザーがキャリアに対して前向きになる大きな原動力となるようです。また、自分の経験の価値や自社の環境の良さに気づいたという声もあり、社外を見たからこそ気づけたことです。
過半数が、キャリアに前向きになれたと回答し、約8割がキャリアに前向きなアクションを起こしたことがわかりました。
「朝早く出勤し、時短勤務からフルタイム勤務へ挑戦しています」
「大学院に社会人プログラムを学びに行くなど、リスキリングを始めました」
「上司との面談のたびに、上にあがりたい!と伝えるようになりました」
といったコメントが寄せられました。
また、
「もっと成長したいと思うようになった」
「他社との比較で自社の良さを認識できた」
「(社外の)部下の立場の話を聞くことで、自分の行動を顧みることができた」
などの変化も起こっている様子。
社外交流という越境経験によって得られる新しい視点・実践的なアドバイスは、ワーキングマザーがキャリアに対して前向きになる大きな原動力となるようです。また、自分の経験の価値や自社の環境の良さに気づいたという声もあり、社外を見たからこそ気づけたことです。
ワーキングマザーのキャリアの可能性を広げるために
いかがでしたか。ここまでのアンケートで、仕事と家庭の両立に悩み、キャリアに前向きになれないことがあったとしても、成長機会やロールモデル・ロールパーツとの出会いによって、道が開けてくることがわかりました。
ワーキングマザーにとって、家庭と仕事を両立しやすい柔軟な働き方の選択肢があることは必要不可欠。組織側での制度が充実することで、キャリアに前向きに取り組む意欲が生まれやすくなり、継続的なキャリアの可能性が広がります。働きやすい職場文化があると、安心してキャリアを追求することができます。
ちなみに、PeerCross利用者の6割を超える方が「管理職への昇進をのぞんでいる」という結果も出ています。こうした挑戦意欲あふれるワーキングマザーがもっと自分らしくキャリアを積み重ねられる仕組みが、社会にも組織にも増えていくことを私たちPeerCrossは願っています。
ワーキングマザーが変化を前向きに楽しめる社会を一緒に目指していきたい企業の皆様、お気軽にお問い合わせください。
文:小林こず恵
提供:東日本旅客鉄道株式会社
ワーキングマザーにとって、家庭と仕事を両立しやすい柔軟な働き方の選択肢があることは必要不可欠。組織側での制度が充実することで、キャリアに前向きに取り組む意欲が生まれやすくなり、継続的なキャリアの可能性が広がります。働きやすい職場文化があると、安心してキャリアを追求することができます。
ちなみに、PeerCross利用者の6割を超える方が「管理職への昇進をのぞんでいる」という結果も出ています。こうした挑戦意欲あふれるワーキングマザーがもっと自分らしくキャリアを積み重ねられる仕組みが、社会にも組織にも増えていくことを私たちPeerCrossは願っています。
ワーキングマザーが変化を前向きに楽しめる社会を一緒に目指していきたい企業の皆様、お気軽にお問い合わせください。
文:小林こず恵
提供:東日本旅客鉄道株式会社
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